THOMPSON M1A1

左側面写真
規制後のモデルでガスバイパスがついています。
MGCのM1921を購入後にCMCからM1、ハドソンからMIA1のモデルが発売され、いずれ全てを揃えてやろうと考え,とりあえずハドソンのM1A1を購入しました。
そうこうしている間にCMCがなくなり新品のM1を購入出来ずじまいとなっております。
いずれタナカ製かオークションで中古を購入したいな。


このモデルにはホールドオープンの機能を保持しております。
マガジン内のカートがすべて撃ちつくされるとマガジンフロアーの突起(矢印 1)が矢印2の部分を押し上げることにより、トリップが回転運動してAの部分が下がり、Bのディスコネクターを回転させ(矢印方向に回転)、C部分のシアーレバーとディスコネクターとのコンタクトを断ち、シアーがフリーとなりボルトをホールドします。

私のモデルはマガジン側の突起が削れており(以前削ったかな?)、尚且つ調整途中でマガジンスプリングを2巻ほどカットしているため、この機構が十分に作動しません。


このモデルですが、発火をしていない時期に購入した物で、入手してからは情報を仕入れていなかったので、このモデルが最新かと考えていましたが、知らない間にカートリッジが変わっておりました。
という状態でしたので、こいつはピストンフアイャーのカートを使用する古い物です。
発火復活にあたり、他に持っている.45のモデルとの共用化を目指し45CPリアルサイズカートを使用することとしました。(先にM1921をCPで動かしていたもので、45CPリアルサイズカートとなりました。)

オリジナルカート

45CPリアルカート
サイズ的にも差がなく、CAP仕様のタイプでしたし、カート内の発火位置が若干CPの方が奥になっている程度で、ディトの長さを長くすれば良いかと考えておりました。(カート一覧参照)
しかし、ディトが長くなったためカートがディトに当りチャンバー内に送り込まれませんでした。
仕方なくディトをオリジナルに戻しました。
まあ、発火点が若干奥まっていても、オープンボルトでの発火ですので何とかなると考えていたのですが、カート先端形状が異なっているため、フィード時にディトと激突してカートをうまく送り込めませんでした。
どうもカートが上向きに送られてしまうのです。そこでフィーディングランプの角度を寝かせてやればよいと考え、本当ならマガジン側を盛り上げて角度を寝かせてやれば、マガジンからカートを押し出した時にカートがずれにくいようなのですが、盛り上げるのにパテ盛ではすべりが悪くなったり、うまく付かなかったりするので私では処理することができないと判断して、チャンバー側を削りカートが送られる角度を寝かせてみました。(矢印の範囲。ついでに磨いたりして・・)

結果手動ですがカートがうまくフィードできるようになりました。
しかしながら今度はイジェクト不良が発生。
どうも発火点が奥になったため、ボルトが一番前進した位置でフレームに当ってしまい、エキストラクターがリムにかからない模様。
発火したならBLKの力でエキストにかかるとは思うのですが、手動でも確実にエキストに噛んでほしく、ボルト前面(肩の部分)を削りボルトの前進位置を少し(2.4mm程度)前へもって行きました。
ボルトハンドルがフレームに当たらない状態ぎりぎりとなりましたが、これで確実にエキストラクターにかかるようになりイジェクトされるようになりました。


以上の処置を施し、いざ発火!!
無事に発火できました。
しかしながら、セレクターハンドルが発火中、中途半端な位置に回転してしまい、
フルマガジンの発火は未だ未達成状態です。
どうもセレクターのスプリングが割れており、この為スプリングの圧が
加わりにくいのかも知れません?。
また、ボルトが当たったためか、イジェクタースプリング保持用のねじが外れてしまい、
このねじ長さ部分の雌ねじがバカになった模様。
ねじの長さがもう少し長ければまだ使用できるのですが、ちょっと短いのでした。
(仕方なしにステンレスのプラスねじで代用中)
その後調整中に何かがポロリ。
うーんボルトハンドルが折れてしまった。
別にフレームに当たった形跡はないのだけれど・・・?

部品を購入すればよいのだけれど、年中金欠病となってる私にとっては何とかしたい。
ということで破断面を均して、ねじ穴を開けねじ止めしてしまいました。


折れてしまいました。

振動でねじが緩まないように
スプリングワッシャーをかませてます。
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